多様性(ダイバーシティ)

 ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)は、最も重要な人財戦略の一つと捉え、多様な人財が活躍できる制度と意識風土の醸成に取り組んでいます。当社のダイバーシティの考え方を社内へ発信するため、豊田通商CHROの濱瀬牧子氏や元全日本女子ソフトボール監督の宇津木妙子氏などの有識者をお招きし、講演会や社長との対談を実施しました。また、その中で「誰もが自分の個性を最大限発揮できる会社であるために」と「ダイバーシティ宣言」を掲げ、その想いを実現するため、専任部署であるダイバーシティ推進室を新設しました。
 当社では、4月と10月を「ダイバーシティ推進月間」と定め、ダイバーシティに関するさまざまなイベントを開催しています。

  • 東海理化のダイバーシティに関する考え方、現状についての資料動画「教えてダイバー」配信
  • 従業員同士の定時後交流会「夕かふぇ」
  • 東海理化内の他工場間での相互見学会、自部署・他部署の理解促進のためのディスカッション

女性の活躍推進

 ジェンダー・ジェネレーション・ハンディキャップ・ナショナリティなどの有無にかかわらず、意欲を持った従業員が活躍できる職場環境をめざしています。中でも女性従業員の活躍に向けては、女性管理職2倍以上(2020年11名→2026年までに22名)を目標に掲げ、制度の充実と意識・風土醸成に積極的に取り組んでいます。
 女性活躍に向けた社内講演会の開催、女性従業員のキャリア形成支援研修、女性を育てる上司向けのキャリアサポート研修など、育成・支援を積極的に行い、女性従業員が個々の生活を大切にしながらも、働きやすく意欲的に仕事に取り組み、能力を最大限発揮することのできる環境整備を進めていきます。
 2022年2月、「女性の活躍推進に関する取り組みの実施状況などが優良な企業」として厚生労働大臣より「えるぼし」最高位(3段階目)の認定を受けています。
 これからも女性従業員の活躍推進のみならず、多様な人財の活躍を支援する取り組みを展開し、一人ひとりの能力と個性を輝かせ、それによって生じるシナジーを企業の持続的成長につなげていきます。

宮間取締役との座談会

織田選手とのトークディスカッション

男性の育児休職取得促進

 子どもが産まれた直後の時期に柔軟に育児休職が取得できるよう、育児チャレンジ(産後パパ育休)制度を創設しました。
 子の出生後8週間以内に4週間まで2回に分けて取得できます。
 育児チャレンジ(産後パパ育休)中でも1日最大2時間まで在宅勤務でメールチェックと引継ぎフォローの就労を可能としています。(条件あり)

障がい者活躍支援

 障がい者の皆さまが活躍できる環境を醸成するために、 職場の上司・同僚の「障がいに対する理解を深める活動」に 力を入れています。  例えば、近隣にある特別支援学校を訪問し、障がい者の皆 さまが学ぶ環境を現地・現物でみて自職場の環境改善につ なげたり、行政の方や専門医といった有識者による講演会・ 勉強会や、職場定着のためのマニュアルを作成し、展開して います。また、聴覚障 がい者向けの自動文 字起こしツールを導 入するなど、障がい者 本人に向けたハード 面でのサポートも実 施しています。

セカンドキャリア支援

  シニア従業員向けの取り組みとしては、「自身の将来について考える風土を醸成すること」を主眼に、定年後も継続して社内で活躍している従業員と、40代以上の従業員との座談会を実施。また、既に会社を退職され、セカンドライフを送っている社外OBの皆さまに現在の生活や自身の人生観などについてインタビューを行い、現役従業員自らが人生100年時代の生き方についてイメージできるような活動を続けています。

 また、当社では、定年後も社内で活躍いただくことを前提としながらも、さまざまな事由で社外転身を希望する従業員に対しても、継続して働く場を提供できるよう、公的機関、NPO 法人、その他民間企業などとも連携し、再就職に関する支援活動を実施しています。

職場の一体感醸成(TR スポーツ)

 当社には、硬式野球部、女子ソフトボール部の他に14種類のスポーツ部と文化部があります。会社全体で企業スポーツを盛り上げていくことをねらいに旗印「TRスポーツ」を掲げ、「皆で応援に行く」ことで会社の一体感を醸成しています。また、パラアスリート3選手とスポンサー契約を結び選手の応援を通じて地域活性化をめざしています。

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