サーキュラーエコノミー

資源循環体制の構築に向けた取り組み

ライフサイクル全体での資源循環体制構築をめざし、設計、生産、物流の各段階で取り組みを行っています。設計ではリサイクル材(PCR材、PIR材)・バイオマス材の使用や廃棄時に解体し易くするなどのリサイクル配慮設計の推進を行っており、生産では歩留り改善・社内再利用材の活用による資源製品化率の向上や廃棄物排出量の低減に取り組んでいます。また、物流では、梱包包装資材のリターナブル化、軽量化、リサイクル材・バイオマス材への切替えによる資源の有効利用に取り組んでいます。

廃棄物排出量
2025年度の廃棄物排出量1,345t

バイオマス複合樹脂材料「BAMBOO+®」生産開始

BAMBOO+®は、地域で収集した竹チップを独自の技術で繊維化し、工業的に成形利用できるように樹脂を複合したバイオマス材料です。独自の技術で繊維化した竹が最大55%含まれており、石油由来原料の使用量を削減することができます。また、竹は成長が早く持続的な利用が可能であり、成長段階でのCO2吸収、竹利用による里山保全など、複数の視点で環境負荷の低減に貢献することができます。このプロジェクトは、地域の方との協力により実現したプロジェクトです。持続可能な社会を実現するために、モノづくりの会社として革新的な技術の開発を進めるとともに、地域社会と連携をしながら、地球と人々に優しい製品をつくり続けていきます。

アップサイクルブランド「Think Scrap」

Think Scrapは、廃棄されるはずだったシートベルト端材を、価値ある製品へと生まれ変わらせるアップサイクルブランドです。シートベルトという素材の丈夫さと質感を活かして、ペンケースやポーチ、カバンなどを商品化しています。端材をそのまま素材として使うことで、加工に余計なエネルギーをかけずに廃棄を減らし、商品として新たな価値を生み出すことができます。モノづくり会社として「つくる責任」を果たせるよう、これからも循環型の魅力ある商品開発に挑戦していきます。

シートベルト端材のアップサイクル

「THINK SCRAP」CSP大賞にて環境貢献賞を受賞

当社のシートベルト端材を使ったアップサイクルブランド「THINK SCRAP」が、一般社団法人日本自動車会議所が主催する第5回クルマ・文化・社会・パートナーシップ大賞(CSP大賞)において、「環境貢献賞」を受賞しました。「THINK SCRAP」は、捨てられるはずだったシートベルト端材を有効活用し、価値ある製品へと生まれ変わらせるアップサイクルブランドです。地域の縫製工場や協力メーカーの皆さまと協働し、端材を活かした製品の製造・販売を通じて、自動車文化の魅力を発信してきた取り組みが評価されました。

クルマ・文化・社会・パートナーシップ大賞
シートベルト端材を利用したバッグ

サーキュラーパートナーズへの参画

サーキュラーパートナーズは、サーキュラーエコノミーに野心的・先進的に取り組む、国、自治体、大学、企業・業界団体および関係機関・関係団体などが一体となり、サーキュラーエコノミーの実現に必要な施策などの検討を行うことを目的に設立されたパートナーシップです。サーキュラーエコノミー実現に向けたビジョン、中長期ロードマップの策定や製品・素材の情報や循環実態の可視化を進めるため、データの流通を促す「サーキュラーエコノミー情報流通プラットフォーム」の立上げをめざし活動を進めています。

サーキュラーパートナーズロゴ

水使用量の低減

生産拠点ごとの水資源リスク特定のため、国際的な評価ツールの1つであるAqueduct(アキダクト)を活用して水リスクの高い地域・事業体を特定しています。東海理化グループでは、中国、インドにて2拠点をハイリスク地域と特定しました。
ハイリスクと特定された拠点だけでなく、東海理化グループ全体で水の利用効率向上や再利用、取水量の低減に取り組んでいます。

取水量(グローバル連結)

製造工程における水の再利用

めっき処理工程では、排水の一部をイオン交換塔で処理した後、工程内で再利用しています。また、半導体の製造工程では、微細なゴミを除去するために使用する純水の製造過程で発生する濃縮水や、使用後の純水の一部を再利用し、水の使用量と排出量を低減しています。

純水製造装置