
モビリティサービスから、
スマートシティへ。
「鍵が市場から消えていく」と感じた危機感。そのように東海理化が思ったのは、ガラケー時代まで遡ります。そのため、ガラケー時代からいち早くデジタルキー時代の到来を見据え開発がスタート。そして現在、カーシェアリングにおいてスマホにキーを配信するサービスが始まっています。今はまだカーシェアリングだけですが、この技術を応用しあらゆる鍵をデジタル化していくための開発が進行中。例えば、家の鍵や自転車、ホテルなど、さまざまなところにおいて、東海理化の技術が必要とされています。そして、都市全体をスマートシティへ。レンタカーやホテルなど、鍵を取りにいく手間を省き、キャッシュレス決済も可能にすることで効率的な社会を創る。それを自分のスマホひとつで。私たち東海理化は、これからの社会を発展させていくうえで必要不可欠な役割を担っています。

ソフトの不具合から学んだ、
製品に愛情を注ぐ大切さ。
20年ほど前、当時携わっていたソフトのプログラムに不具合が生じたことがありました。しかも発覚したのは、すでにクルマに取り付けられた後のこと。そのため、数多くの完成車が保管されている倉庫に出向き、不具合が生じている製品を交換することに。結果的に、最終的な損害額は数億円にも及びました。現在のように設計プロセスが整備されていなかったことも原因の一つでしたが、自分がつくったものに責任を持ち、愛情を注ぐことの大切さに気づいた出来事でした。一方で、あれだけ大きな“失敗”をしてしまったにも関わらず、キャリアアップをさせてくれた東海理化の懐の広さにも感謝しています。成功も失敗も糧にしながら、キャリアを歩んでいけることも当社の魅力の一つだと感じていますね。
