価値創造を高める6つの資本

経営資本は社会からの要請・課題に応えるための土台になります。東海理化グループは価値創造プロセスを繰り返し経営資本を充実させることにより、社会の持続可能性と企業の持続可能性の両立を図っていきます。

財務資本

2024年度の営業利益は過去最高益となり、中期経営計画での2025年度目標に対しては、1年前倒しで達成しました。これは既存製品の減少が想定より小さく、拡販も順調に進んでいることが主要因で、原価企画や合理化、拡販活動、費用回収などを確実に進めてきた成果です。

製造資本

バイオマス複合材料「BAMBOO+®(バンブープラス)」の生産開始に向け、高知県香南市に新たに工場を取得しました。また、国内では株式会社東海理化トウホクで、海外ではインドにあるトウカイリカミンダインディア株式会社の新工場で出荷を開始しました。

知的資本

毎年売上高の5~6%の研究開発費を投入しています。
経営戦略・開発戦略・知財戦略を連携させた三位一体の活動により、知的財産を価値創出と事業成長の源泉として活用し、企業価値向上を図っていきます。

人的資本

当社は2024年5月に人的資本経営の推進を公表し、TRV2030では健康経営の推進、変革をリードする人財の育成、挑戦・成長・活躍機会のさらなる拡大の三本柱で推進します。

社会関係資本

事業による社会課題解決を積極的に推進していくためにはマルチステークホルダーは不可欠であると考え、取引先さまとは年に1回の説明会とは別に個別に訪問を実施し、機関投資家・アナリストとの対話を増やし、工場近隣住民とは年に1回地域懇談会を開催しています。

自然資本

「カーボンニュートラル戦略2030」の目標を設定し、その達成に向けて、製品、生産、物流、調達の観点からライフサイクル全体で取り組んでいきます。