ビジネスモデル
ビジネスモデル
品質向上、製品競争力向上とそれらを支える経営基盤により技術開発を支えるコアテクノロジーと世界トップレベルの生産技術を駆使したモノづくりを築き上げてきました。
ビジネスモデルの特徴
東海理化は創業以来スイッチのように構造が複雑で樹脂成型、金属プレス加工、ダイカスト成型のように多様な加工を要する部品で構成される製品を手掛けており、その中で金型を内製化し、材料の特性を把握し、品質向上と経営基盤強化をねらいとした設備開発や製造技術を磨き上げてきました。
また、クルマが多機能化するにつれ、スイッチの配置、操作モード、フィーリングを追求するための人間工学、デザイン開発、入力センシング技術、入力フィードバック技術が求められ、シートベルトやドアミラーなどの安全デバイスを評価するための安全支援技術、スマートキーやデジタルキーで防犯性と利便性を両立させ評価するための通信・暗号技術と合わせて製品競争力向上の源になっています。
2024年の5月に発表した成長戦略では、自動車産業だけではない社会の“モノ”や“コト”へ事業の幅を拡大するために、新たなビジネスモデルを模索中です。

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品質は「お客さまと社会のニーズを満たす度合い」と捉え、お客さまにご満足していただける商品をお届けするため、品質向上活動に取り組んでいます。
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カーボンニュートラル戦略、人的資本経営、生産体制再編、固定費コントロール、生産技術力の強化、DX推進の6つのテーマで強化を図っています。
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スイッチ、シートベルト、スマートシステムのような既存製品の競争力強化とデジタルキー、ゲーミングキーボード、アップサイクル商品のような新規事業商品・サービスの売り込みを進めています。
強み
東海理化には、70年を超える歩みの中で培ってきた強みがあります。ドライバーが直接触れる最も身近な製品をつくるために、感性を発揮したモノづくりを行っており、それが東海理化の成長を牽引してきました。100年に一度の変革期が訪れている今だからこそ、強みにさらに磨きをかけることで、東海理化の価値創出力を高めていきます。
製品開発を支える
コアテクノロジー

人間工学
クルマのスイッチを操作するうえでの人間の身体的、生理的、心理的な特性を定量的に評価・解析しています。

入力センシング技術
ドライバーの意思や行動を情報として読み取る、先進的なセンサー技術の開発に取り組んでいます。

安全支援技術
子どもから高齢者に至る乗員安全性を高めるシートベルトや、ドライバーの安全運転を補助する後方視界支援に取り組んでいます。

デザイン開発
人間工学や各技術の取り組みに、うれしさと美しさを加えて製品をデザインしています。

入力フィードバック技術
ドライバーの操作に応じて指先に与える触感を変えることで、直感的な操作を可能にしています。

通信・暗号技術
盗難からクルマを守るため、国内最大級の電波暗室などを駆使し日々セキュリティ対策を進化させています。
世界トップレベルの
生産技術

金型技術開発
金型を内製することにより、高度な金型技術を自社内に蓄積し、より高品質な製品生産を実現しています。

設備開発
自動化、高速化、高品質を突き詰めた生産設備を自社で製造し、世界トップレベルのモノづくり力を支えています。

材料技術開発
多様な角度からの分析、開発、応用に取り組み、次世代のクルマに必要とされる材料特性を追求し続けています。

製造技術
自社で製造した半導体を基盤に実装するなど、多くの高度な製造技術で世界トップレベルのモノづくりを実現しています。