健康経営の推進
東海理化の「健康」とは
当社は、社員とそのご家族の健康を経営の重要な基盤と位置づけ、全社一体となって健康経営を推進しています。
社員一人ひとりの心身の健康は、安全で高品質なものづくりを支え、活力ある職場づくりや持続的な企業成長につながる大切な財産です。
社員が健康でいきいきと働き続けることは、社員とご家族の幸せのみならず、地域社会への貢献にもつながると考えています。
当社は、社員一人ひとりが主体的に健康づくりに取り組める環境を整え、誰もが安心して活躍し続けられる会社を目指します。
健康宣言
社員の笑顔と幸せを実現するために、社長による「東海理化健康宣言」を発信し、健康経営の実現に向けた取り組みを進めています。
東海理化「健康宣言」
~笑顔あふれる会社であるために~
心と体の健康は、安心安全に働くための源であり、社員とその家族が幸せに生活するために重要なことです。
また、人生100年時代が間近となっており、高齢になっても健康でいきいきと働くことが大切だと考えます。
お客さまや地域、社員と家族を愛する会社であるために、社員が笑顔で元気に働くことができる会社づくりに取り組むことを宣言します。
2020年10月1日
株式会社 東海理化
取締役社長 二之夕 裕美

当社の健康経営の取り組みが評価され、2020年より7年連続で「健康経営優良法人(ホワイト500)」の認定を受けています。

健康経営の基本方針
1.経営方針と健康経営
当社は、「企業価値向上と社員の笑顔と幸せ」の実現を目指し、中期経営計画および全社年度方針に基づいた事業運営を推進しています。
全社年度方針では、「健康・安全」「品質」「環境」「株主満足」「社員満足」「未来」の6つを経営の柱として定めており、「健康・安全」を重要な経営基盤の一つとして位置付けています。
健康経営は、この全社年度方針の実現を支える取り組みとして推進しています。社員一人ひとりの主体的な健康行動を促進するとともに、安全で活力ある職場づくりや、品質を支える心身の健康の維持・増進に取り組むことで、社員がいきいきと働き続けられる環境づくりを進めています。
これらの取り組みを通じて、安全で高品質なものづくりを支える人材の健康保持・増進を図り、社員の活躍と企業価値向上、持続的な成長につなげていきます。
2.健康経営推進体制
人事部安全健康推進室および各工場の健康推進センターが中心となり、中央安全衛生委員会・地区安全衛生委員会と連携しながら、従業員の健康保持・増進に取り組んでいます。
また、国内子会社・関連会社、海外事業体、サプライチェーンとの連携に加え、トヨタ関連部品健康保険組合やコラボヘルスの取り組みを通じて、従業員とその家族の健康づくりを支援しています。
経営層が健康課題および各種KPIを定期的に確認し、改善施策の審議・決定を行うことで、健康経営の継続的な改善を図っています。
これらの活動を通じて、社員と家族の健康保持・増進を図るとともに、安全で高品質なものづくりを支える人財の活躍につなげ、持続的な企業成長と企業価値向上を目指しています。
経営層が健康課題およびKPIを定期的に確認し、
改善施策の審議・決定を行っています
健康課題と目標指標
従業員一人ひとりが健康でいきいきと働き、その能力を最大限に発揮できる状態を目指しています。
その実現に向けて、健康課題を整理し、健康経営を通じて向上を目指す指標(KPI)を設定しています。
特に、疾病による休務、健康問題による生産性の低下(プレゼンティーイズム)、健康診断有所見者率を重点指標と位置付け、生活習慣改善や疾病予防の取り組みを通じて継続的な改善を推進しています。
2030年ビジョンの達成に向け、各指標の進捗状況を定期的に確認しながら、社員の健康保持・増進と活力ある職場づくりに取り組んでいます。
| 2025年度実績 | 2026年度目標 | 2030年度ビジョン | |
|---|---|---|---|
| 1. 疾病による 休務発生率の減少 |
休務発生率 3.6% |
休務発生率 2.8% |
休務発生率 2% |
| 2. 心身不調による 生産性低下の減少 |
プレゼンティーイズム 22.8% |
プレゼンティーイズム 16.9% |
プレゼンティーイズム 12.4% |
| 3. 有所見者率の減少 | 有所見者率 42.3% |
有所見者率 37.4% |
有所見者率 35% |
健康経営戦略マップ
全社年度方針に基づく健康経営の推進に向け、健康課題とその解決に向けた取り組みを整理した戦略マップを策定しています。
社員一人ひとりの健康保持・増進を通じて、安全で活力ある職場づくりと高品質なものづくりを支え、企業価値の向上を目指しています。

健康経営KPIと実績
健康経営の目標達成に向けてKPIを設定し、定期的に進捗を確認しています。
健康行動変容指標および健康モニタリング指標を活用し、健康課題の改善状況を把握するとともに、施策の評価・改善につなげています。
2025年度は主要健康指標16項目のうち10項目で改善がみられました。
特にハイリスクアプローチとして個別支援を行っているレッドゾーン・イエローゾーン該当者数も減少しました。
●:改善項目
| 実績 | 目標 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2024 | 2025 | 対前年比 | 2030 | |||
| 健康習慣の確認 | 食事 | 就寝前2時間以内の食事は週2回以下だ | 68.1% | 72.6% | +4.5%● | 85% |
| 運動 | 1日30分以上の運動を週2日以上実施している | 46.9% | 48.0% | +1.1%● | 60% | |
| 睡眠 | 睡眠で休養が十分とれている | 52.3% | 57.6% | +5.3%● | 75% | |
| 飲酒 | 飲まないか1日1合未満(ビールなら中瓶1本) | 95.9% | 95.3% | -0.6% | 95% | |
| 喫煙 | 喫煙していない(電子タバコ含む) | 78.9% | 79.5% | +0.6%● | 90% | |
| 上記5つの健康習慣実施の合計点(平均) | 3.3点 | 3.4点 | +0.1点● | 4.0点 | ||
| 実績 | 目標 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 2024 | 2025 | 対前年比 | 2030 | ||
| 生活習慣病指標 | レッドゾーン該当者 | 63 | 51 | -12● | 0 |
| イエローゾーン該当者 | 571 | 373 | -198● | 血圧該当0 | |
| 有所見者率(下記いずれかに該当) 血圧(収縮期140以上or拡張期90以上)/ 血糖(空腹時血糖110以上orHbA1c6.0以上)/ 脂質(中性脂肪300以上orLDL140以上orHDL39未満) |
42.0% | 42.3% | +0.3% | 35% | |
| 高血圧コントロール率 | 48.8% | 49.5% | +0.7% | 80% | |
| 喫煙率 | 21.0% | 20.3% | -0.7%● | 10% | |
| 心 | ストレスチェック 高ストレス者割合 | 17.6% | 16.1% | -1.5%● | 10% |
| 健康調査 総合健康リスク(会社全体) | 95 | 95 | ±0 | 95 | |
| 働き方 | 年次有給取得率(正社員) | 93.8% | 93.4% | -0.4% | 95.0% |
| 平均残業時間(正社員) | 20.6 | 19.6 | -1● | 20 | |
| 実績 | 目標 | |||
|---|---|---|---|---|
| 2024 | 2025 | 対前年 | 2030 | |
| 傷病休職率 | 3.5% | 3.6% | +0.1% | 2.0% |
| プレゼンティーイズム | 21.6% | 22.8% | +1.2% | 12.6% |
社員一人ひとりが健康行動を意識し、継続的に改善できるよう支援することで、健康状態や職場環境の改善につなげ、最終的に業務パフォーマンスの向上を目指しています。
重点取り組み
健康診断制度の改訂と健康診断後の措置基準を策定
年代別に発生リスクの高い幅広い疾病の早期発見を目的に、2025年度より健康診断制度を拡充しました。
下記の健康診断について、自己負担なく受診できる制度です。
内容
- 節目人間ドック(35歳以上5年毎)
通常の人間ドックより項目が充実した人間ドック - 脳血管検査(46歳以上5年毎)
頭部MRI・頭部MRA、頚部エコーまたは頚部MRA - 社内健康診断
年齢別にリスクが上がる疾病についての項目を追加 - がん検診
死亡率低減の効果が明確ながん検診が社内で検診を実施
健康診断は受けることが目的ではなく、現在の健康状態を把握し、必要な改善点を見つけるための重要な機会です。
社員一人ひとりが結果を確認し、自ら進んで健康管理ができるよう健康診断結果に基づく管理基準を定め、管理不良者に対するフォロー体制を整備しています。
生活習慣の改善をサポートし、【健康行動変容指標】改善をめざした活動
社員が1日、そして人生の多くの時間を過ごす「会社生活」の時間。
自然と健康づくりができるような会社・職場をめざして、環境の整備と生活習慣の改善をサポートする施策を積極的に行っています。
個別支援
健康診断結果で、レッドゾーン・イエローゾーン該当する方へ、全員産業医・保健師・看護師による個別支援を実施しています。
また、節目人間ドックを受診した節目年齢の方に対して、個別に保健指導を実施しています。
一人ひとりの健康課題を確認し、それぞれの健康について一緒に考え、改善を支援しています。
- 【2025年度実績】
-
- レッドゾーン、イエローゾーン(血圧該当者) 245名 個別支援100%
- 節目健康診断受診 35歳・40歳 298名 保健指導実施100%
体組成計 InBodyの活用
2023年度より、全工場に体組成計InBodyを全工場に導入しました。
結果改善に取り組む社員を応援するイベントも2023年度から開催しています。
2025年度は、チーム対抗のウォーキングイベントとInBodyの体成分改善をコラボしたイベントを実施し、運動習慣のきっかけづくりとして企画してきたイベントから健康改善につなげるイベントへアップデートしました。

- 参加状況
- 参加率 57.9%
- 結果
-
平均歩数
8000歩/日以上①体重-2kg ②腹囲-2cm ③筋肉量増加 ④体脂肪量減少 InBody点数UP 男性 823名 409名 553名 1,569名
(昨年1,460名)1,353名
(昨年1,206名)1,186名
(昨年1,077名)女性 225名 92名 185名 485名
(昨年317名)423名
(昨年330名)342名
(昨年96名)
健康習慣アンケート
偶数月に健康習慣のアンケートを実施しています。
【健康行動変容指標】の食事・運動・睡眠・喫煙の状況と、ストレスへの対処・プレゼンティーズムについて確認をしています。
生活習慣病と相関が高い5つの生活習慣について、実践している割合が高いほど健康診断の有所見者も低減することが分かっています。
健康的な生活習慣を継続していけるような職場環境の醸成をめざしています。

- 参加状況
- 平均回答率 77.6%
- 5つの生活習慣の平均点
- 2024年度3.3点
2025年度3.4点
歩行を大切にした取り組み
AIを活用したAI姿勢健診((株)バックテック)を昨年度より行っています。
健康習慣アンケートで腰痛・首肩こり・頭痛など姿勢由来と考えられる症状のある方を対象に実施しています。
その方にあったストレッチを継続してもらうことで、姿勢改善につながり、自分では気づけない日常の姿勢の保持のくせがわかるので、普段の生活の中で改善を意識できると好評です。
AI姿勢健診

階段利用の推奨
会社構内の主要な階段には、消費カロリーや階段利用を推奨する標語表示を貼り付けしています。
毎日利用する階段で健康意識を高め、会社生活の中で健康づくりをしてもらう環境づくりの一環です。

全工場で「TRヘルシーメニュー」を提供
全工場の食堂で「TRヘルシーメニュー」を提供しています。
毎日の食事から、健康的なバランスのとれた食事についての意識を高めることができます。
10月の衛生月間には、TRヘルシーメニューを25%オフで提供し、さらなる普及活動も推進しています。

禁煙サポート施策
2021年4月から、構内を全面禁煙化し望まない社内での受動喫煙を防止しています。
また、【健康行動変容指標】である喫煙率低減のため、今年度から禁煙サポーター制度を導入し、会社全体で禁煙にチャレンジする人を応援する制度「禁煙チャレンジ」がスタートしました。
- 制度概要
- チャレンジャー1人につき最大4人のサポーターが禁煙をサポート!
3か月間の禁煙達成で全員に健康増進ポイントを付与 - 参加状況
- 2025年度 チャレンジャー5人+サポーター17人

健康経営の取り組みによる各種数値
定期健康診断は現状の異常の有無だけではなく、将来の疾病発生リスクを考えるものです。
社員が健診の結果をしっかりと確認し、生活習慣の改善につなげていただけるようにサポートしています。
がんリスクの早期発見・早期治療につなげるため、各種がん検診について会社内で就業時間内に受診していただけます。
女性特有のがんについても社内で検診を実施し、女性社員が安心して健診を受診できるような環境整備を行っています。
| その他健康診断・ストレスチェック | 2024年度 | 2025年度 | 2025年度(目標) |
|---|---|---|---|
| 定期健診受診率 | 100% | 100% | 100% |
| 精密検査受診率 | 99.9% | 99.9% | 100% |
| 大腸がん検診受診率 | 68.1% | 92.7% | 80%以上 |
| 胃がん検診受診率 | 63.6% | 71.9% | 80%以上 |
| 乳がん検診受診率 | 72.5% | 80.8% | 80%以上 |
| 子宮頚がん検診受診率 | 50.6% | 59.2% | 65%以上 |
| ストレスチェック受検率 | 96.0% | 96.0% | 95%以上 |
| ワークエンゲージメント(新職業性ストレス簡易調査票80項目の ユトレヒト・ワーク・エンゲイジメント尺度に該当する2項目の平均点) |
2.25 | 2.25 | 3.50 |
職場みんなでコミュニケーションをとり、積極的に健康づくりができるよう、部署対抗のリレーマラソン大会や、組合主催のリカタンオリンピックなど他にも健康イベントが毎年たくさん開催されています。
会社に来ると自然に健康的な生活習慣が継続できるようなしくみづくりと、社員一人ひとりが自分自身の健康に向き合って改善していけるようなサポートを通して、笑顔でいきいきと働き続けられる会社をめざし、今後も健康経営の取り組みを進めていきます。