ダイバーシティ&インクルージョン

ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)は、最も重要な人財戦略の一つと捉え、多様な人財が活躍できる制度と意識風土の醸成に取り組んでいます。

当社ではダイバーシティの考え方を社内へ発信するための取り組みとして、ダイバーシティに関するさまざまなイベントを開催しています。昨年度は、異業種リーダー講演会として、情報通信関連企業で長きにわたりエンジニアとして活躍されてきた方や、ロボット事業を手掛ける企業の女性リーダー、また今年は、アスリートから転身された経営者の方など、幅広い分野から有識者を招き、講演会を開催しました。また社内に多様な価値観を受け入れられる風土を醸成していくために、自動車以外の業種(電気機器、印刷、事務用品、デザインなど)の皆さんとの交流会を積極的に開催しています。

女性の活躍推進

ジェンダー、ジェネレーション、ハンディキャップ、ナショナリティなどに関わらず、意欲をもった社員が活躍できる職場環境をめざしています。中でも女性社員の活躍に向けては、2026年までに女性管理職2倍以上(2020年比)を目標に掲げ、制度の充実と意識・風土醸成に積極的に取り組んでいます。

自身のキャリアについて考えてもらう機会として、女性の技術者や、生産現場のリーダーといったカテゴリーで、異業種との交流会を開催。また、社員同士の交流会「コミュランチ」では、仕事と家庭の両立や、子育て、パパ会などを開催しました。
女性社員がそれぞれの考え方を大切にしながらも、いきいきと仕事に取り組み、能力を最大限発揮することのできる環境整備、支援を進めていきます。
当社は、2022年9月、子育てサポート企業として厚生労働大臣より「プラチナくるみん」(最高位)の認定を受けています。

これからも女性社員の活躍推進のみならず、多様な人財の活躍を支援する取り組みを展開し、一人ひとりの能力と個性を輝かせ、それによって生じるシナジーを企業の持続的成長につなげていきます。

プラチナくるみんマーク

男女別社員比率(2024年3月31日現在)

障がい者の活躍推進

障がいをもつ社員の皆さんが活躍できる環境を醸成するために、職場の上司・同僚の「障がいに対する理解を深める活動」に力を入れています。
例えば、近隣にある特別支援学校を訪問し、障がいをもつ皆さんが学ぶ環境を現地・現物で見て自職場の環境改善につなげたり、行政の方や専門医といった有識者による講演会・勉強会や、職場定着のためのマニュアルを作成し、展開しています。また、聴覚障がい者向けの自動文字起こしツールを導入するなど、障がい者本人に向けたハード面でのサポートも実施しています。

障がい特性についての勉強会

セカンドキャリア支援

シニア社員向けの取り組みとしては、「自身の将来について考える風土を醸成すること」を主眼に、定年後も継続して社内で活躍している社員と、40代以上の社員との座談会を実施。また、すでに会社を退職され、セカンドライフを送っている社外OBの皆さまに現在の生活や自身の人生観などについてインタビューを行い、現役社員自らが人生100年時代の生き方についてイメージできるような活動を続けています。

また、当社では、定年後も社内で活躍いただくことを前提としながらも、さまざまな事由で社外転身を希望する社員に対しても、継続して働く場を提供できるよう、公的機関、NPO法人、その他民間企業などとも連携し、再就職に関する支援活動を実施しています。

OBインタビュー記事