社会貢献と地域共創
社会貢献
「自然・地域と共生する」という経営理念のもと、ステークホルダーと積極的な関わりを持ち、継続的な地域貢献活動に取り組むとともに、誰もが参加しやすい活動、交流の場を通じて、社員の自主的・自発的なボランティア活動、社会参加を促進しています。
社会貢献活動方針
当社の社会貢献に関する活動方針は、まず企業としての取り組みの中で「地域社会」「社会福祉」「青少年育成」「環境保全」の4つの分野を柱に置いた活動を行っています。また、もう一つの取り組みとして、社員が行うさまざまな社会貢献活動・ボランティア活動に対する支援・啓発にも注力しています。

(単位:百万円) | 2023年度 | 2022年度 | 2021年度 | 2020年度 |
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社会貢献支出額総額 | 138.6 | 88.5 | 81.0 | 50.6 |
うち寄付金総額 | 13.8 | 8.9 | 19.4 | 5.7 |
社内献血活動 地域社会
当社は毎年社内献血を実施しており、2023年度も血液の不足する時期に各工場で夏冬の2回実施しました。(339名の社員が採血)
また、骨髄バンク登録も2002年より継続し、累計98名のドナー登録を行っています


生物多様性活動としてオオキンケイギク駆除を実施 地域社会・環境保全
2024年5月に計3回、大口町、江南市にて、各自治体と、トヨタ紡織株式会社、リンナイ株式会社との協働で、特定外来種として日本の生態系に影響を及ぼす恐れがあるオオキンケイギクの駆除活動を実施しました。
東海理化からは延べ44名が参加し、計670㎏のオオキンケイギクを駆除しました。



「パラリンアート世界大会2023」への協賛 社会福祉
当社は一般社団法人障がい者自立推進機構が開催する世界中の障がいのある方々からアート作品を募集するコンテスト「パラリンアート世界大会」に2021年より協賛しており、2024年1月に社内投票で選ばれた作品「幸せの種まく人生」の作者である愛知県の峯 愛実(めぐみ)さんへ東海理化賞を贈りました。


「幸せの種まく人生」
豊川市制80周年を記念した缶バッジを寄贈 地域社会
音羽工場のある豊川市の市制80周年を記念したオリジナル缶バッジを、障がいを持つ当社社員の協力も得ながら一つひとつ手作りし寄贈しました。

学童クラブ支援活動の開始 地域社会・青少年育成
当社と大口町との地域包括連携協定に基づき、2023年度より夏休みと冬休みの期間の大口町の学童クラブへの支援活動としてワークショップを開催しました。
今回は大口北小学校を対象に実施、次年度以後は対象の小学校を拡大し実施していく予定です。


若手社員による「社会貢献(ふれあい)活動」の実施 地域社会
社会貢献の教育の一環として若手社員を対象に、障がい者施設の利用者と学老人保健施設のお年寄りと交流を行っています。
2019年以降、コロナ禍の影響などで中止していましたが4年ぶりに再開しました。

北米での地域貢献活動 地域社会
アメリカ合衆国ミシガン州に拠点があるTRMIではバトルクリーク地域のコミュニティのための南ミシガンフードバンクや近隣企業と連携し、食料品や金銭の寄付を行っています。2024年には4,000ドル以上を集め、約23,000食を提供しました。


南米での地域貢献活動 地域社会・社会福祉
ブラジルに拠点があるTRBRは、所在のサンタバーバラ・ドゥ・オエステ市内にある社会福祉団体と学校のニーズにお応えし、使用してきた備品を寄贈しました。
知的障がい者や重複障がい者が地域生活に復帰できるよう支援する団体へは事務用品を寄贈しました。また市内で最も貧しい地域・人々の利用する学校へは将来の子供たちの教育の支援になるようパソコン・モニター等コンピューター関係の備品を寄贈しました。
支援団体の利用者や学校の子ども達と記念写真を撮るなどの交流を図り、今後も継続して地域の活性化のために貢献していきます。

欧州での地域貢献活動 地域社会・青少年育成
イギリスに拠点があるTRBはマンチェスター日本人補習校の新年行事において行われた餅つき大会の準備・運営に協力しました。
餅つきは、生徒達に日本の伝統的文化を伝えながら、食育や協調性を高めることを目的に実施されました。
開催にあたっては、地元のイギリス人の方に杵・臼を制作頂いた事に加え、地元在住の日本人パティシエ、生徒の保護者、補習校OBなど多くの方々にご協力頂きました。

ASEANでの地域貢献活動 地域社会・社会福祉
インドネシアに拠点があるTRSIは、自社式典にに、孤児院の子ども達や職員の方々を招待して一緒に式典、食事を楽しみました。
式典では、孤児院の子ども達や職員の皆さんへは、バック、米、麺、スナック、寄付金を寄贈しました。
式典終了後は、会社の食堂や、屋外ブースにて参加者へ食事が振舞われ、楽しいひと時をみんなで過ごすことができました。
寄贈品は、社員からの寄付で賄われており、この活動は、2014年から継続して行われています。

地域共創
地域と同じ目線で悩み、異なる視点で活性化の取り組みを行うことによって、地域社会との信頼関係を形成し、地域内外の想いをともにする仲間をつくりながら、持続的な未来への取り組みを加速させます。
新工場建設の地で地域とともにまちの課題解決に取り組む
東海理化トウホクの工場建設を機に、秋田県横手市の地域の皆さんとまちの課題解決への取り組みを始めました。
国の登録有形文化財に登録されているが普段は市民が訪れることのなかった武家屋敷『旧片野家住宅』を舞台に、「まちの未来にあってほしい場所」を未来の担い手である、高校生の目線で実際にデザイン・制作し、未来の雑誌として発行しました。
一般公開の際には、これまでにない異空間のお披露目が行われ、関わった高校生たちは「自分でまちを変えていける」という成功体験と自信を手にし、訪れた人たちはこれまでにない空間を体感しました。
今後もまちの主役である市民とともに、「訪れたい、住み続けたいと思えるまちづくり」を進めてまいります。

