経営基盤強化:品質

品質

Vision 品質で選ばれる東海理化

良品条件を見極め、良品廉価で安全・安心な品質をお届けする

品質保証センター長
山岸 康一郎

品質は「お客さまと社会のニーズを満たす度合い」と捉え、法規や要求品質を満たすことはもちろん、製品の使われ方にもこだわった開発・評価を通じて、信頼性の確保につとめています。
技術部・生産技術部・生産部を通して、良品条件を見極め、「品質は工程内でつくり込む」ことを徹底することで、お客さまの安全・安心の確保はもとより、ご満足いただける製品をお届けします。
また、「モノづくりは人づくり」との考えのもと、品質人財の育成にも力を入れ、全社一丸となって品質向上活動に取り組み、「品質で選ばれる東海理化」をめざしていきます。

「品質で選ばれる東海理化」に向けたシナリオ

1 「リコールフリー定着」に向けた品質確保(SE、筋通し活動を通じた未然防止の変革/法規や使われ方を考慮した評価)/2 安定して量産品質を生み出す現場づくり(良品条件に基づく発生防止/徹底した日常管理と変化に強い現場)/3 品質人財の育成強化、品質風土づくり(品質マインドの醸成/品質第一で考えられる人財の育成)/品質で選ばれる東海理化

品質向上の考え方

重点取り組み事項

1 「リコールフリー定着」に向けた品質確保

お客さまの安全・安心を徹底して考慮した設計・評価を実践し、開発段階では各機能が連携し、CAE解析や人間工学などを活用して必要な品質特性の明確化に取り組んでいます。
また、設計情報を量産工程まで確実に反映する筋通し活動を通じて、重大不良の未然防止に取り組んでいます。
さらに、徹底した日常管理により、不良を「発生させない・流出させない」モノづくり品質を確保し、リコールフリーの定着をめざしています。

2 安定して量産品質を生み出す現場づくり

安定した量産品質の実現に向け、良品を造るだけでなく、維持することにもこだわった良品条件の整備を推進しています。
異常の最小化や変化点に強い現場づくりを進める中で、工程内の変化や兆候を的確に捉え、不良やトラブルの見える化により、迅速な改善を可能とする体制構築にも取り組んでいます。さらに、トレーサビリティの強化によって不具合の発生源を明確にし、対応を迅速化しています。
また、再発防止の徹底を通じて品質の向上を図っています。

3 品質人財の育成強化、品質風土づくり

品質第一のマインドをもつ人財の育成をめざし、教育体系の整備と品質教育の充実を推進しています。階層別・職能別の教育プログラムにより、実践力の向上と品質基盤の強化に取り組んでいます。
また、過去の品質不具合とそこから得た学びを次世代へ伝承し、製品安全を最優先とする風土の維持・強化にもつとめています。その一環として、誰もが自由に学べる品質ルームを設置し、品質意識と知識の向上を図っています。

新規事業の品質保証の取り組み

新規事業への挑戦に伴い、お客さまの期待や使用体験をより深く理解することにつとめ、単なる製品提供にとどまらず、お客さまにご満足いただける価値の提供をめざし、カスタマーサクセスの視点を取り入れています。アフターサービスにおいては、お客さまの困りごとに真摯に向き合い、日々寄せられる貴重なご意見やフィードバックを製品やサービスの改善に反映させることで、顧客満足度の向上と、より良い体験の提供に取り組んでいます。