既存製品の取り組み

ソフトウェアの更新で機能を増やしたり高めたりするSDV化などの、クルマ・コックピットの変化に対応する製品・サービスに付加価値がシフトしています。その一方で、コックピットが変化しても必要な既存製品を改良し供給し続ける会社がないと、クルマ・モビリティは完成しません。パーパス「創業の精神を継承し『技術の進化』と『人』をつなぎ、感動をかたちに」に基づき、東海理化は新たな付加価値への挑戦とともに、既存製品の改良・供給を両立させ、お客さま・ユーザーに貢献したいと考えています。

※SDV:ソフトウェア・デファインド・ビークルの略。

快適を叶える
人の意思をクルマへ伝える、ヒューマン・インタフェースシステム。
安心で支える
大切な財産、クルマを守る、高度なセキュリティシステム。
安全を守る
クルマに乗る人の安全を守る、信頼のセイフティシステム。

1 コラム周りスイッチ
機能性と安全性の向上のため、インパネ、コンソールのスイッチ類などはコラムエリアに集約される方向に進化します。コラムエリアの最適な機能配置などの提案活動を行っています。
2 ディスプレイ周りスイッチ
欧州の自主的な自動車安全性能評価プログラムであるEURO NCAPより、安全性の確保のため、安全・走行に関わる機能では直接操作を残すことが提言されました。こうした声にこたえ、安全・安心なドライブに貢献する製品を供給し続けます。
3 シフトバイワイヤシフター
電気信号で変速機を操作する製品であり、従来のシフトレバーに比べ小型化やデザイン性を追求できる「シフトバイワイヤシフター」は、自動運転、電動化のトレンドにより、今後装着率が増加することが見込まれ、世界No.1シェアをめざします。
4 スマートシステム
欧州の自主的な自動車安全性能評価プログラムであるEURO NCAPより、安全性の確保のため、安全・走行に関わる機能では直接操作を残すことが提言されました。こうした声にこたえ、安全・安心なドライブに貢献する製品を供給し続けます。
5 シートベルト
安全確保の最後の砦であるシートベルトは、安全に対する要求の高まりや、コックピットの変化による、性能要求の変化に対応する開発・提案を行っています。

生産体制の整備

コックピットの変化によるスイッチ類の減少は想定より穏やかに推移すると同時に、ダイレクト操作の重要性が再評価されています。
こうした環境下、既存製品の受注状況を踏まえ、重点地域を中心に生産・供給体制の整備を進めています。(日本・北米・インド)

日本
東海理化トウホク
北米
TRMX新工場
インド
TRMN新工場