成長戦略(新領域・新事業):ニュービジネスセンター
既存の事業領域や顧客層の枠を超え、
新たな価値創出への挑戦を続けています
執行役員
伴 岳彦

Bqey
Bqeyは、企業における車両管理業務の効率化と安全性向上を実現するクラウドサービスです。契約社数は600社、契約台数は30,000台を超え、着実に事業基盤を拡大しています。また、アルコールチェックサービスとの連携強化や、より高度な安全管理機能の拡充を進めており、従来の中小企業中心の活用から、より多くの車両を保有する企業への展開機会も拡大しています。今後は、安全運転支援やコンプライアンス領域における付加価値をさらに拡充するとともに、パートナー企業との連携強化や大規模企業への展開を進めることで、持続的な成長を実現していきます。
Uqey
Uqeyは、デジタルキー技術を核に、無人化・省人化という社会課題に応えるモビリティサービスです。会員数は3万人を超え、ステーション数も300拠点まで拡大し、サービスの認知と利便性は着実に向上しています。近年、レンタカー事業者においては、人手不足の深刻化に加え、車両の入替え頻度の増加により、従来型の有人運営や固定設備を前提とした無人化のしくみでは、現場運用に適合しにくくなっています。
こうした背景の中で、Uqeyは「車両工事を必要とせず、初期投資なく無人化が可能」という特徴を有しており、この点が大きな差別化となっています。
今後は、このような現場適合性の高さを強みに、事業者ネットワークの拡大を図ることで事業のスケール化を進めます。
ZENAIM
ZENAIMは、eスポーツ分野を起点として、新たな顧客層との接点創出と事業領域の拡大をめざすBtoC事業です。
自動車部品で培ってきた高耐久・高精度なスイッチ技術を活用し、操作性が競技力に直結するeスポーツ領域において差別化を図っています。
キーボードやコントローラーといった製品を展開する中で、製品性能に対する高い評価を獲得しつつあり、当社技術の新しい適用領域としての可能性が見え始めています。また、コスト構造の改善や価格競争力の確保にも取り組み、製品開発とブランド戦略を一体で推進し、収益モデルの確立を進めています。
主な製品
成長戦略
事業機会
Bqey
- 働き方改革やDX推進の流れ
- 法律の変遷とコンプライアンス意識の向上
Uqey
- レンタカー市場の拡大
- 非対面ニーズの定着
- 観光需要、インバウンドの増加
- 地方交通の空白地帯問題
ZENAIM
- eスポーツ市場の拡大
- 海外展開
競合企業
ZENAIM
- ロジクール
- Razer
- Wooting
- Corsair
強み
Bqey、Uqey、ZENAIM
- 自動車部品で長年培った品質・信頼性、それを支える「人が手掛けないことこそやる」といった会社に染み込んでいる創業の精神
Bqey、Uqey
- 車両工事不要で既販車にデジタルキーを実装できる技術
- 継続的なインテグレーションとデプロイができる開発体制
ZENAIM
- トッププロに寄り添った製品開発
- 精密センシング技術
- 日本発ブランドとしての品質、信頼性イメージ
リスク
Bqey、Uqey
- 競合他社の増加
- 価格競争のリスク
- 資本回収の長期化
ZENAIM
- 差別化が短期間で陳腐化するリスク
- 調達コスト高騰による原価リスク
- 強大なブランド力と流通網をもつ競合

中期経営計画 TRV2030 進捗
2025年度連結売上高
- 契約社数
- 666社
- 2030年度目標
- 1,350社
- 登録車両台数
- 210台
- 2030年度目標
- 6,500台
- 販売台数
- 4,283台
- 2030年度目標
- 160,000台
市場の動向
Bqey
Bqey事業を取り巻く市場は、法令対応から経営基盤・リスクマネジメントへ進化するフェーズにあります。企業では、車両管理において運用効率化や監査対応、ガバナンス強化に加え、車両データを活用したコスト低減や安全管理の高度化へのニーズが高まっています。これに伴い、市場は車両管理SaaSから、コンプライアンス、動態管理、安全運転支援を一体化したコーポレートモビリティプラットフォーム市場へと拡大しており、Bqeyにとって大きな成長機会となっています。
Uqey
Uqey事業を取り巻く市場は、有人運営から無人・省人化運営へ進化するフェーズにあります。レンタカー・カーシェアリング市場の成長と人手不足を背景に、事業者では業務効率化や収益性向上を目的としたDX需要が高まっています。これに伴い、市場は単なるレンタカーシステムから、無人貸出・24時間運営・拠点拡大を支えるモビリティDXプラットフォーム市場へと拡大しており、Uqeyの事業成長を後押ししています。
ZENAIM
ZENAIM事業を取り巻く市場は、汎用ゲーミングデバイスから競技志向の高付加価値デバイスへ進化するフェーズにあります。eスポーツ市場の拡大や競技レベルの高度化を背景に、ユーザーは操作精度や応答性能、快適性を重視するようになっており、独自技術やブランド価値による差別化が重要になっています。これに伴い、市場は単なるPC周辺機器市場から、高性能デバイスとソフトウェアを融合したeスポーツソリューション市場へ拡大しており、ZENAIMの成長機会が広がっています。
目標達成への動き
Bqey・Uqeyの展開
BqeyとUqeyは、それぞれ大企業への展開やレンタカー事業者との提携強化を通じて顧客基盤を拡大し、動態管理・安全運転支援や無人貸渡・運営効率化などのサービスを強化することで、Bqeyは車両管理からコーポレートモビリティプラットフォームへ進化し、Uqeyは業界の課題解決と持続的成長に貢献し、目標を達成します。
ZENAIMの展開
独自の磁気センシング技術を活用した高性能ゲーミングデバイスの開発を進めるとともに、商品ラインナップと販売チャネルを拡充します。日本発のeスポーツブランドとしてグローバル展開をすることで、目標を達成します。
Vision実現に向けて
社会課題の解決に貢献する東海理化の製品
Bqeyアルコールインターロック ~飲酒運転を「しくみ」で防ぐ

飲酒運転は、重大事故や企業の社会的信用失墜につながる深刻な社会課題です。Bqeyのアルコールインターロックは、アルコールチェックの結果と車両を連携し、基準値を超えるアルコールが検知された場合や適切な確認が行われていない場合に車両の始動を制御します。記録を残すだけでなく、飲酒運転そのものを物理的に防止することで、安全・安心なモビリティ社会の実現に貢献します。
Voice
飲酒運転は“注意する”だけでは防ぎきれません。私たちは、誰もが安心して車を利用できる社会をめざし、『事故を起こさせないしくみ』としてアルコールインターロックを開発しました。東海理化が長年培ってきた安全へのこだわりを、新たなかたちで社会に届けていきたいと考えています。
鈴木 秀
法令対応を目的にご相談いただくケースが多いのですが、お客さまとお話しする中で最も強いニーズは『社員を守りたい』という想いだと感じています。アルコールインターロックは、企業と社員、そして社会全体の安全を守るソリューションとしてご評価いただいています。
マーケティング部
湊谷 彩