リスク管理
自然災害リスクへの活動
南海トラフ地震など大規模な災害に備えて、全社員を対象とした避難訓練を昼勤と夜勤で実施しています。
地震が発生した直後を想定した対策本部要員を対象とした訓練を実施することにより、自ら率先し行動できる危機管理能力をもった本部要員を育成し、2023年度からは発災後から生産復旧へつなぐ各部の役割を明確化し、その訓練も実施し強化を進めています。
火災リスクへの活動
火災が発生する可能性のある特殊な工程を保有する職場では、半導体製造、鋳造工程、塗装工程、実装工程の4つの重点分野ごとに組織された専門委員会が、年間活動計画に基づき災害リスクの低減活動を推進しています。役員・監査役による専門委員会活動の定期監査を実施して『災害を発生させない職場環境整備と人財の育成』に積極的に取り組んでいます。
一昨年よりトヨタ自動車株式会社の防災道場「考動館」の見学、社内防災道場を活用した、防災人間づくりを実施し「火災ゼロ職場の実現」をめざしています。
生産復旧訓練
行動規範に基づき、自然災害をはじめとした緊急事態を想定し、 国内全工場において生産電力の復帰訓練、被災した生産設備の修復訓練、取引先さま連携を想定したバックアップ訓練などを有事の際に活躍していただく方々を対象に毎年、計画的に実施。訓練では役員を筆頭に会社全体の危機意識を高めていきます。
大規模地震発生時の行動規範
- 人道支援(人命第一、救助)
- 被災地の早期復旧
- 自社の業務・生産復旧
未然防止活動
働く人の命を守るため、避難経路の安全確保を最優先に減災対策を推進しています。避難経路沿いの生産設備はアンカー固定による転倒防止を実施し、モニターやコピー機、キャビネットなど身の回りの備品においても転倒・滑り対策を徹底することで人を守る職場づくりを実現しています。あらゆる緊急事態に対し事業を止めない(=お客さまにご迷惑を掛けない)ため、現在は新たな非常用電源増設や生産設備の減災対策を推進しています。