# TOKAI RIKA’S PRESENT 東海理化の「今」
カチッに、価値を。
鍵をあける。シートベルトを締める。バックミラーを調整する。空調を調節する。エンジンをかける。私たち東海理化の製品は、人の意志をクルマに伝えるスイッチをはじめ、財産としてのクルマを守る安心のキーシステム、人の生命を守るシートベルトなど。人とクルマがふれあい、ドライバーにとって最も身近なものづくりを通して、クルマのある豊かな社会づくりに貢献してきました。ドライバーの意志をクルマに伝えるときに起こる、様々な「カチッ」というアクション。その一つひとつに対して、新たな価値を生み出していきます。

# TOKAI RIKA’S HISTORY 東海理化の「これまで」
1948年
工場に落ちていた、
一つのスイッチ。
終戦から3年後の昭和23年(1948年)、トヨタ自動車工業(株)〔現トヨタ自動車(株)〕の部品倉庫を訪れた際、偶然、片隅に落ちていた一つの自動車部品を見つけた。「これは?」と尋ねると「スイッチ」とのこと。「スイッチ製作は手間がかかり誰もやりたがらない。」という説明を受けた加藤は「必要ならば人が嫌がることでも誰かがやらねばならない。これこそ自分たちが新しく進出する分野だ。」と、スイッチの生産を思い立ち西枇杷島町へ『株式会社 東海理化電機製作所』を設立した。資本金40万円・社員数35人の小さなスタートだった。

1951年
創業からわずか数年で、
幅広い製品を展開。
創業からわずか数年で、東海理化は様々なプロダクトを開発。キーロック、スタータースイッチ、ライティングスイッチ、ウィンカースイッチ、シガライター、オイルプレッシャースイッチなど、様々な領域に進出していった。その結果、1952年には鈴木式織機(現・スズキ)と、翌年にはダイハツ社と取引を開始し、自動車業界において確固たる地位を築いた。1962年には、現在の主力製品の一つであるシートベルトの製造に着手。ドライバーにもっとも身近な製品を生み出す企業として、さらなる規模拡大を図っていった。

1977年
「グローバル企業」という
言葉がなかった時代から。
「東海理化の価値を、もっと世界中の人へ」。その想いのもと、まだ世の中に「グローバル企業」という言葉が広まっていなかった時代から、海外事業に注力していった。1977年にはアメリカ・オランダの地で駐在事務所を開設。品質の高さを武器にして、海外市場のシェアは飛躍的に上昇。世界中のネットワークを確立している現在の礎となった。

1999年
日本初の、
スマートキーシステムを開発。
90年代から通信技術が飛躍的に発展し、その波は自動車業界にも大きな影響を与えた。それまでは機械式の部品が多かったなかで、真っ先に通信式のキーシステムを開発。1999年には、盗難防止性と利便性を両立させた日本初のスマートキーシステムを生み出した。これまでは鍵の抜き差しをしなければいけなかった“常識”を変え、ドライバーに快適な運転環境を提供した。

# TOKAI RIKA’S FUTURE 東海理化の「これから」
運転席周りのスペシャリストとして、
可能性は無限大に広がっている。
自動運転、電動化、AI、シェアリングなど。100年に一度の変革期と呼ばれる自動車業界で、ドライバーが過ごすコックピットのあり方も変わっていきます。私たち東海理化は、これまでの歴史で培ってきた技術力と感性を活かして、「太陽のまぶしさを検出し自動で遮光をする電子サンバイザー」「ドライバーの不快感を検出しリラックスを促す感情推定システム」「ドライバー健康状態見守りシステム」「幼児車内置き去り防止支援システム」など多彩な機能・製品を開発し、プロトタイプを製作。安心・安全で快適なコックピットの在り方を社会に提示し、東海理化の新しい成長につなげていきます。
eスポーツ、教育コンテンツ、
住宅や空間に関わるDXなど
自動車以外の新規事業で価値を生み出す。
東海理化は、自動車・モビリティ関連以外の新規事業にも力を入れています。「人が手掛けないことへの挑戦」という創業精神を受け継ぎつつeスポーツ向けのデバイスの開発や、教育分野へのエレクトロニクスの応用、デジタルキー技術の住宅・空間領域におけるDXサービスへの転用など、多種多様な新規事業が生まれています。