当社の調達活動と考え方
当社の調達活動
当社の調達部門では、人の意思をクルマに伝えるヒューマン・インターフェイス部品、財産としてクルマを守るセキュリティー部品、人の生命を守るセーフティー部品などの分野において、お客様にご提供させていただいている各種製品用の部品・材料・設備などを調達しています。
調達の基本的な考え方
次に掲げる5つの基本的な考え方に基づき、「最適グローバル調達」を目指して、世界各地域で品質・技術・コスト・納期に優れた部品・材料・設備を開拓する活動を展開していきます。
1. オープン・マインド・ポリシー
- 当社との取引を希望されるサプライヤーに対して、国籍・企業規模などといった如何なる制約も設けずオープンで公平・公正な取引の機会を提供しています。
- サプライヤーの選定に当たっては、品質・技術・コスト・納期に加え、安定性・改善に取り組む姿勢・法令遵守に努めているかなど、さまざまな観点から総合的に勘案しています。
2. ロング・ターム・リレイション・シップ
- 当社は、サプライヤーと相互に発展しながら、長期に渡る良い取引関係を築いてまいりたいと考えています。
- そのためには、さまざまな活動を通じて、双方の緊密なコミュニケーションを図ることで、より強固な信頼関係を築いていくことが重要であると考えています。
3. グリーン調達の推進
- 当社は、環境保全と生産活動を不可分なものとして、モノづくりと環境の調和を図っています。
- この考えのもと、「環境に配慮されたサプライヤーから、環境負荷の少ない物を購入する」ことを心がけ、環境保全の向上に努めています。
4. 良き企業市民を目指した現地化の推進
- 当社は、企業活動をグローバルに展開し、現地生産とともに現地調達に積極的に取り組んでいます。
- 活動拠点において、良き企業市民をめざして、地域社会との調和を図った積極的な貢献活動を展開しています。
5. 法規・法令の遵守
- 調達活動にあたっては、関連する法規・法令を遵守します。
- また、取引を通じて知り得た機密情報についても十分な注意を払っています。
紛争鉱物への対応
紛争鉱物の使用について、アメリカ株式市場に上場している当社のお客様である自動車メーカー様は、米国の証券取引委員会(SEC)へ報告することが義務付けられています。
当社は、紛争鉱物の使用状況について仕入先様の協力を得ながら調査を実施・報告しております。今後も仕入先様をはじめとするさまざまなステークホルダーの皆様と連携し、紛争鉱物不使用に向けた取り組みを実践しながら、人権侵害や暴力行為への加担を回避するなど、より責任ある鉱物調査に向けた取り組みを推進いたします。